大災害に備える安全への取り組み
『LPP 災害時における生命・生活の保護計画』
「大災害に備えなさい」東日本大震災が私たちに遺した最大の教訓です。 万が一の事態が起きた時、ニチイホームのお客様、そして近隣の皆様の生命と生活の保護に努めることが、私たちニチイケアパレスの「社会的使命」とわきまえ、当社独自の『災害時における生命・生活の保護計画』を策定し、これを災害対策への第一歩として、減災体制づくりを行っています。
「災害時における生命・生活の保護計画」は、全ホームが災害に備える「自助」、地域で近接のホームが連携する「互助」、協力会社や区・市との「協助」、による総合的な防災対応として策定されています。
ニチイホーム内の自助体制
全ホームでは、平常時から、災害時に備えた装備と用意をしています。
※土地・建物の条件により、一部装備に対応していないホームもございます。
-
電力
太陽光発電機と移動式蓄電池を装備し、医療器具等の電源を確保。
-
電気自動車
通院等に備え、電気自動車を配置。
-
水
手押しくみ上げ井戸、浄水器を装備し、断水時の飲料水、生活用水を確保。
-
食糧
3日分の非常食に加え、7日分以上の保存食材を厨房で保管することで、10日間の食事提供に対応。
-
調理機器
ガスや電気がなくても炊事が出来るように、釜戸、お釜、鍋、炭、カセットコンロを装備。
-
建物対策
窓ガラスが割れても飛散しないように対策を行う。
-
生活用品
オムツや清潔用品を14日分用意。
-
スタッフの保護
帰宅困難となったスタッフ宿泊用に寝具を保管。
-
防災訓練
3月・9月を防災月として、炊事調理の実践訓練等の演習を行う。
ニチイホーム間での互助体制
地域ごとにニチイホームが協力して、物資や社員の不足を相互に補う体制を整えています。
通信 |
専用の携帯アプリを用いてスタッフとの連絡網を確立し、安否を確認。 |
---|---|
医療器具 |
予備の医療器具(バッテリー式たん吸引器、体温計、血圧計、脈拍計等)を破損に備えて用意。 |
スタッフの相互支援 |
介護スタッフの配置をエリア内で相互に調節して、シフトの確保。 |
ニチイグループ・協力会社等との協助体制
ニチイグループの支援に加え、協力会社等や区・市との協定の締結により、応急処置や速やかな復旧への協力ができるよう進めています。
ニチイグループの支援 |
近隣のニチイ学館拠点からスタッフの支援と、10日目以降の食糧の調達。 |
---|---|
災害対応協定書の締結 |
業務協力会社(厨房事業者、設備管理事業者、建設会社、医療機関、薬局、クリーニング事業者)と物品の提供や人的支援において、相互に協力できるように「災害対応協定書」を締結。 |
防災協定の締結 |
災害時の相互支援協定の締結を市・区との間で順次進め、要請に応じて災害弱者への避難所の提供等を実施 |